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昔日のネパール1

若葉の季節。でも窓の外はあいにくの雨模様。肌寒いような数日ですが、樹木にとっては恵みの雨、たっぷりと潤った新緑が、照り映える明日が楽しみです。こんな日に古いアルバムをめくっていると、とめどない物思いに一日が暮れていきそうです。今回は服作りから少し離れて、アルバムの中に見つけた彼の国の風俗をちょっとご紹介します。

その国の名はネパール。80年代にカメラマンの叔母の取材旅行にくっついて、90年代には夫と。それぞれ2~3週間の滞在でしたが、写真を眺めていると、当時の匂いや空気感が、肌に鼻腔によみがえります。あれから大きな政変があって、首都は大きく様変わりしているかもしれません。“変わらぬままであって欲しい”なんて、旅行者の勝手なノスタルジーだけれど、そう思わせるゆっくりとした時間がそこには流れていました。

寄り道とはいえ、ここは衣装やさんのブログです。写真は人々のファッションや物作り中心のチョイスにしました。それでも長くなりそうなので、二回に分けてアップしますね。

Photo_25 フルムーンのお祭り?寺院の一角で歌っていたおじさんたち。被っているのはトピと呼ばれる帽子。高地なので、季節や時間帯によっては肌寒く、こんな風にセーターやベスト、シャツを重ね着しているおじさんが多い。カトマンズあたりでは、伝統的な民族衣装の人は少なく、はいているのはスラックス。若者はトピも被らず、東京とさほどかわりません。 これが伝統的なパンツの形。 ウエストがギャザーで、膝Photo_26から下が細くできています。

Photo_27 男性に比べると女性はサリーなどトラディッショナルな装いの人が多い印象でした。後ろ姿ですが、こんな風にタイトなブラウスとサリーの組み合わせが一般的です。けっこう年輩の人も太めの人も背中の見える、きっつきつのブラウス。 Photo_8 

Photo_32 ← チベット人のお婆さん。典型的な民族衣装。 Photo_10

若い女性と子供たち。たっぷりしたワンピースにギャザーパンツの組み合わせ。

子供たちはそこにあるものを着ているといった感じで、サイズが合ってなかったり、泥だるまだったり。でもこうして並ぶと不思議と決まってる。どうです?イケメンでしょ。Photo_15 

Photo_19 薪を運ぶ少女。荷物をこうして運ぶ人を多く見かけました。少女が着ているのはたぶん学校の制服。   

Photo_20 セーターを扱う衣料品店の店先。手編みなのにハンガーに吊して、思いっきり伸びても気にしない、実におおらかな人々です。わかるでしょうか?男の子はパンツをはいていません。よちよち歩きの子供は、このスタイルが多い。履かせても汚してしまうからだそうで、なんとも合理的です。トイレにひとりで行かれるまで、かわいいお尻をふりふり歩き回っています。

Photo_22 女性たちのお洒落は、鮮やかなサリーとビーズや金銀のアクセサリーです。金銀はピアスや腕輪に加工されて大抵の女性が身につけています。そして以外にポピュラーなのが、プラスティック製のビーズや腕輪です。色とりどりの華奢な腕輪を何本も嵌めるのが定番のスタイルです。簡単には手の通らない小さなサイズを、紐を使って無理矢理嵌めてしまいます。「はずせなくなるじゃない!」と言ったら、「そのうち割れて、取れるから大丈夫。」なるほど納得。価格も庶民が気軽に買い換えられるほどリーズナブルです。ビーズは幾重にも連ねて重めのネックレスなどに仕立てられます。カトマンズにはこうしたチープな装飾品を専門に商う横町がありました。その中の一件。ビーズと一緒に顔料も売られていました。顔料は額に付けたり、神様に捧げたりします。

Photo_23 路上アクセサリーやさん。その場でビーズを束ねてネックレスを作ってくれます。それにしてもお洒落なおじさんです。

さてさて、今回はこれまで。続きは来週アップしますね。

                               Photo_31 ところで、文中にあったカメラマンの叔母、渡辺眸の写真展が開催されています。詳細は下記の通りです。

渡辺眸 写真展  旅の扉  4月25日(土)~7月5日

フィリア美術館 山梨県北北杜市小淵沢上笹尾3476-76

http://www.philia-museum.jp

中央自動車道小淵沢ICより徒歩10分   JR中央線小淵沢駅より徒歩20分

眺めのよい美しい美術館とのこと。お近くに行かれた際は是非お立ち寄りください。

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