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フラワーチルドレン

雨の季節がやってきました。今日は久々の晴れ間。家々の窓には洗濯物が気持ちよく揺れています。

さて、前回お約束した次なるテーマは70年代。細かく言えば60年代後半から70年代前半のあの激動の時代です。実は、かなり無責任に、70年代といえばフォークソングとヒッピーでしょなんて、ざっくりイメージしていたら、大きな間違いでした。少し調べてみただけでも、お国や人種やイデオロギーによって、たくさんのスタイルがありました。音楽、アート、ライフスタイル、そしてファッション、あらゆるジャンルで新しい価値観が生まれました。モッズ、ピーコック、サイケデリック、ヒッピー、ファンク、グラム……スタイルの数だけ音楽がありアートシーンがあり、ファッションがありました。今と比べて、人々のファッションには身につける人の思想やバックボーンが表現されていました。でも、当時子供だった私の記憶に残るファッションはやはり、フラワーチルドレン。これはヒッピーと同義語ですが、私はこちらの呼び名がロマンティックで好きです。ベトナム戦争を背景に、反戦と愛ある融和を求めた若者たちのムーブメントは世界中を席巻しました。既成社会からドロップアウトした彼らは、髪を伸ばし、スーツを脱ぎ捨て、よりナチュラルなファッションを流行らせていきます。すり切れたジーンズに、タイダイ(絞り染めのこと)のTシャツ、女の子はノーブラでミニスカートやホットパンツ。センターでわけたストレートヘアにノーメイク。そんな女の子たちが好んで身につけたのが、フォークロア調のチュニックブラウスです。ナチュラル志向の彼らは、手仕事を大切にしました。フォークロア調のアイテムには素朴なアジアや東ヨーロッパの素材、刺繍などの手芸が好んで用いられました。ここ数年、チュニックブラウスは何処でも見かけるアイテムになりました。多くは大量生産品ですが、素材も形もたくさんあって、老いも若きも、そろって重宝しています。ゆったりしたブラウスを、ジーンズなどのラフなボトムの上に着るスタイルは、あの時代からから始まっていました。

100 今回の素材はこちら。ペイズリー柄のインド綿。ガーゼのような目の粗い薄い生地です。

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エスニックな生地は、少しくすんだ印象なので、柄の色と同色のガーゼを組み合わせました。見頃の裏、袖口と裾にも。

103 ちょっと面倒ですが、大好きなループのボタンホール。ガーゼの共布をバイアスに裁って作ります。機械で開けたボタンホールよりレトロな感じ。ボタンはチープでおもちゃっぽい花の形。

104 フラワーチルドレンにならって、ちょっと手芸を取り入れました。簡単なビーズ刺繍。でもやりすぎると重くなるので少しだけ。

098 最近、胸の上に切り替えがあって、切り替えからギャザーのはいるタイプが多いけれど、ちょっと太って見えませんか?特に胸の豊かな人は要注意。そこで、今回はハイウエスト切り替えにしました。ティーアードにして、徐々に広がるラインなら、ギャザーを入れてもわりとスリムに見えます。いかがですか?もし、小枝のような足をした、十代の少女なら、超ミニのワンピースとして。スレンダーなお姉さんならカットオフジーンズと。でも時を重ねた少女たち(?)はベルボトムや、スリムパンツと合わせて。可愛すぎる?いやいや、高めのヒールできちんと着こなせば、大人だって大丈夫。

次回テーマは同じ時代の別の顔。とびきり明るいホームドラマのファッションです。

さて、話はがらりと変わりますが、ここで告知をひとつ。コスチューム三番地のいつもいただいているお仕事の中に、芋洗坂係長の衣装があります。エンタの神様などでおなじみのあの人です。お許しをいただいたので、近いうちに係長の衣装についてもブログで書かせていただきますが、今日はお知らせをひとつ。

芋洗坂係長プロデュース 本格芋焼酎 発売です!その名も「芋洗坂」香り高く味わい深い本格芋焼酎です。詳しくはこちらhttp://www.maru-show.jp

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