ボトムスコレクション

バギーパンツ

なでしこバンザーイ!!わーいわーい!!!今日はみんなお祭り気分ですね?全然サッカーファンじゃない私だって、後半戦は見たんだもん。突然、ナショナリストになって、朝から大騒ぎしてしまったわ。今の日本には何より嬉しい出来事でしたね!

今日は祝日だけれど、明日から大きな台風が来るかも…ってことで、気温は少し下がりそうですが、皆さん、突風には気を付けて。特にビルの谷間は危険です。角を曲がったとたんに飛ばされるなんてこと、本当にあるんです。私もそれでしこたま尾てい骨を打ったことがあります。

さて、今回はバギーパンツです。綿麻混紡のワッシャー加工、中肉の生地で作ります。バギーってのは、バッグ、すなわち袋のこと。袋のようにたっぷりしたルーズなパンツのことです。おもしろいことに、以前紹介したサルエリパンツも意味は殆ど同じです。要するに楽ちんパンツであることに変わりはありません。思うに、椅子と座の違い、生活様式の違いがデザインの違いに繋がるんではないかな?試しにサルエリで腰掛けて、足を組んでみるとわかります。とってもやりにくいです。

ところで、脇線を中央にして、パンツを平らに置いた時、前から後ろの幅(ちょっとわかりにくいかな)を渡りと言います。股繰りの距離って言ったらいいかな。私はこの渡りが、快適で格好の良いパンツを作る上で、もっとも大切な部分だと考えています。前から見ると腰回りがゆったりしていても、股繰りの距離が足りていないと、変な皺が寄ったり、股下が圧迫されたり、着心地が悪くなります。若向きのデザインはこの部分がタイトです。たとえば〇〇クロのパンツ、サイズは合っているのに、なんだか下がってくる。こんな経験ありませんか?これは、渡りが足りていないからです。決して、ウエストが緩いからではありません、残念ながら。体の厚みがパンツを下げているのです。悲しいことに

今度、パンツを購入するときに、ちょっと気にしてみてください。渡りにゆとりのあるパンツはきっと、着心地がいいはすです。あ、体に厚みがある人に限ってですけど

そんな、厚みのある自分のために、バギーパンツは、余裕の渡りです。でも、腰幅はさほど大きくありません。裾にむかってやや広がったシルエットが、逞しい腰回りをすっきりと見せてくれます。前回のブラウスと合わせて、ますます、女教師風?347 348 350

| | コメント (0) | トラックバック (0)

簡単!スカート

しとしと、雨降りが続きます。今年は梅雨がとーっても長いそうで…なんだか体が水分で重たくなったような…いいや、太ったんだ!体重計は嘘つかない。通気が良くて楽ちんなお洋服ばかり着ていると、なおさら危ないっとわかっちゃいるけど止められない。

せめてスカートでもはいてみますか。雨降りはズボンの裾もびしょ濡れだから、膝下くらいのスカートはけっこう重宝するものです。綺麗な柄ものを選んで、シンプルに仕立てます。

ひとつめは縦ラインに花柄の入った綿ローンです。330

329 90センチ幅くらいを2枚。縦に縫い合わせて、ギャザーを寄せました。コンシールファスナー開きで、ウエストには3センチのインサイドベルトが使ってあります。でも、もっと簡単にしたければ、開きは作らず、ウエストにゴムを入れて仕立てても大丈夫。透けるので裏地付きですが、生地によっては一重仕立てでもいけます。型紙いらず、あっという間の簡単スカートです。このシルエットだと長靴もかわいい。

もうひとつ、こっちは小一時間で出来る簡単スカート。ボーダーレースのギンガムチェックです。331                    

332 縦にボーダーが入っているので、横地で仕立てます。横地1.4㍍くらいを、そのまま輪にして縫い合わせたたったそれだけです。あらかじめウエストの折り返し部分にアイロンを掛けておくと簡単です。あとはゴムを通すためのステッチを数本かけるだけ。丈を少しだけ長くして、控えめなギャザースカートの出来上がりです。甘い印象のギンガムチェックも、茶系で押さえたシルエットなら、充分大人もいけちゃいます。ゴムの部分はトップスで隠しましょう。結構ちゃんとした服に見えちゃいます。う、またゴムの服を作ってしまった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コートの下は

大寒を過ぎ、寒い日が続いています。インフルエンザも普通の風邪も流行ってきました。ビタミン、ビタミンやっぱり蜜柑。なのに、年が明けたら高くて美味しくなーい仕方がないので、連日鍋です。暖まって寝ちゃうに限ります。

さて、コートの次はコートインです。私が幼い頃は、普通の人はたくさん服を持っていませんでした。コートだって一枚を何年も着ていたものです。お母さん達は、コートの季節になると、ボロ隠しと称して、コート下はなんでもいいわ、って感じでした。今のような機能性繊維などありませんから、分厚いツイードやモッサのコートをセーターの上に重ねていました。自嘲ぎみに、着た切り雀なんて言って。そんなに昔の話ではありません。70年代かな?馬鹿みたいな景気が訪れる前、日本人は質素だったのよ。

でも、今はヒート○○だとか、ありがたーいウェアが沢山でまわっているので、コートの下はすっきり薄着で過ごせます。だから、今回はコート下向き、ささっと作ったボトムス2点。どちらもお客さんの余り布です。あ!私の!って気がついた方、すみません。

281 普通のセミタイトです。グレーのフラノと黒の別珍。どちらも少ししかないので、1色だとミニスカート。苦肉の策の2色使いですが、意外にお洒落。黒のトップスならしっくり落ち着きます。

282 こちらは、膝丈のパンツ。そうです、生地の寸法に合わせたデザインです。ぎりぎりの用尺でした。裏付きなので結構あったか。タイツとブーツで更にあったか。

どちらも、余分なギャザーやタックのない、すっきりとしたラインです。少しでもコート姿がスレンダーに見えるよう。言ってみればボロ隠しならぬ、体型カバーコーディネートです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

簡単、ティーアードスカート

降ったり照ったり、気まぐれな天気が続いています。体中で水分が余ってるようで、どんよーり。このところ、私の周りは体調を崩しがちです。みなさんも夏の冷えにはご注意を。

でもでも、来週あたりには梅雨も明けそうな気配。本格的な夏の到来です。暑さに備えて夏のアイテム作りに入りました。とは言え、夏は例年公私にわたって忙しい。このブログだって大分久しぶりです。時間がない、こんな時に簡単!楽しい!便利!なスカートのご紹介です。

最近流行のティーアードタイプのスカートは、段々切り替えで、ギャザーが入って、一見難しそうです。しかーし!実はとーっても簡単なんです。

ティーアードはスカートを何段かに分割して、それぞれの段にギャザーを寄せて接ぎ合わせたものです。まずはスカート丈を決めます。それから何段に分けるか決めましょう。例えば70センチ丈の場合、上から20+20+30で三段、15+15+15+25で4段。段数と格段の長さはお好みですが、下の段を比較的長くした方がバランスがいいようです。

129 今回はこんな生地。ちょっと唐草模様みたいな、ユニークなアメリカ製の中肉コットンです。焦げ茶色に綺麗なブルーの柄ですが、残念ながら写真が下手で…

さて、今度はギャザーの分量を決めます。ウエストをゴムにすればファスナー付けがいりません。その場合、一段目はヒップより大きめの幅でカットし、ウエスト寸法に合わせてゴムを入れます。例えば110センチの生地幅ならば、一段目は生地幅と同じ110センチ。端の始末もいりません。仮にヒップが90センチならば、だいたいヒップ×1.2くらいの分量です。ヒップがもっとグラマーならば、おおよそ1.2倍の目安で幅を決めます。ダブル幅の生地をつかってもいいし、ハギをいれても大丈夫です。

130_4 お次はどのくらいの割合で、次の段にギャザーを入れるか?これは生地の厚みや、作りたいスカートのボリュームによります。今回は中肉の生地なので、約1.6倍にしてみました。わかりにくいけど、こんな感じです。

ところで、ティーアードで大変なのはなんと言ってもこのギャザー。そこで、アイデア1,最近のロックミシンを持っている人向け。そのミシンには、差動という便利な機能が付いていませんか? レバーの操作で、自動的にギャザーを寄せてくれちゃう優れものです。これならレバーの調節で好きな分量のギャザーが寄せられます。ただし、生地によって寄り方が違うので、必ず試し縫いをしてくださいね。

アイデア2,そんな便利な物は持ってないっていう人に。予めギャザーの倍率を決めて、その長さのシャーリングテープ、もしくはゴムテープを上端に伸ばし付けします。何カ所かピンを打って、均等に伸ばせば、バランス良くギャザーが寄ります。ギャザーが寄った状態で上下段を接ぎ合わせます。この時、テープの幅は縫い代より細い物を用意してください。 接ぎ合わせが終わったら、テープを止めたミシン目をほどいてテープを取り外します。ギャザーは通常、2本どりのしつけ糸で2本のぐし縫いをして、糸を引いて寄せるか、粗めにミシンを2本かけて同じように引くか、いずれにしても偏りやすく、面倒な作業です。これなら、短時間で楽しく作業が進みます。お試しあれ!

128_2  今回のスカートは次のような寸法で作ってみました。ご参考まで。              

上から幅110長さ15、幅175長さ18、幅280長さ18、幅450長さ24。4段でスカート丈は75センチです。112センチ幅の生地、2.5㍍で充分でした。

正直なところ、予想よりボリュームのあるスカートに仕上がりました。中肉コットンなので、少々重いかも?

まあ、これも行き当たりばったりソーイングの楽しさです。素材の質によって思わぬ仕上がりが楽しめたりもしちゃいます。

若いお嬢さんならミニ丈もかわいい。若くないお嬢さんならロング丈も素敵!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

パンツラボ PartⅡ

気がつくともう4月。なんだか花曇りが続いて、いまひとつ気分が乗らない。と、思っていたら、今日は久しぶりの日本晴れ!気持ちいいなあ日に焼けるけどうちのアトリエは狭いけれど、日当たりだけは抜群で、サンルームみたいです。シミになったら大変と思いつつ、窓全開で春満喫です。

さて、こうなってくると俄に気になる春の装い。衣替えにはまだ早いし、この時期って着る物に困ります。そこで、得意のちゃちゃっと出来る簡単服のご紹介。パンツラボ第2弾でーす。

今回はサルエルパンツ。実は今いただいているお仕事で、このパンツを取り入れようかと検討中。趣味と実益を兼ねた試作品です。

サルエリパンツは、もともとイスラム圏で着用されていた民族衣装の1種。服飾辞典によると、“袋の底に穴を開けて、そこから足を出したようなパンツ。”と、なんだか身も蓋もない書かれかただけれど、カッティングや素材によって、なかなか優雅に着こなせるユニークなデザインです。昔、アジアを放浪していた叔母から譲り受けたろうけつ染めのそれを、私は10年以上愛用していました。デザイン学校に通っていた頃、ちょっと流行った時期があって、クラスでパターンを習いました。あの時、先生はズーアールパンツっておっしゃっていたように記憶しているけれど、服飾辞典のどこにもそのような表記は無かったので、きっと私の記憶違いでしょう。

最近ではいろんなお店で、いろんな素材のサルエリが売られています。アジア雑貨のお店では、いかにもって感じの民族色の強い素材で、定番化しているし、ラフなデザインを主体にしたブティックでは、薄手のカットソーなどでスタイリッシュなパンツに仕立てています。ただ、このサルエリ、ちょっとした欠点があります。それは足裁きの悪さ。股上が極端に長く、ほとんど足首に近い位置なので、2本の足の距離が、とーっても短いのです。だから、下手をするとペンギンさんのような歩行になってしまいます。

233 そこで、今回のデザインは、通常の物より股上浅め?です。広げるとこんな感じ。

大きすぎて見切れてますが、わかるかなあ?

股の部分はバイアス裁ちになっています。その方が動きやすいし、足を閉じたときのドレープが綺麗です。

231 でもって、履くとこんな感じです。ボディには足がないので、ちょっと雰囲気がつかめませんが、実際には足首でブラウジングして、ハーレムパンツみたいなシルエットになります。

232 横から見たらこんな感じ。うーん、見ようによっては、鳶さんたちのニッカボッカに似て無くもないですが…

素材はてろっとしたレーヨンです。なんと!メーター100円でした!本当は渋い紫なんだけど、ちょっと違って見えますね。柔らかい素材だから、歩くとふわりと揺れて、以外にもエレガント。

製作2時間、材料費¥500弱のくつろぎウェアの出来上がりです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

パンツラボ

失せ物見つからず。こんな小さなアトリエなのに、いつも何か捜し物をしています。目下の捜し物はデジカメの充電器。どこにしまったものやら皆目見当がつきません。しかもこれ、一度なくして買い直しています。うん?そもそも買い直したのか?それすら釈然としない、これはちょっと危ないかも。でも、今に始まったことじゃありません。小学生の頃、ランドセルを背負わずに何度登校したことか?自慢にならないけれど

近年なくした大きなものは、二十歳の頃のプロポーション。とっくに気付いてはいたけれど、最近やっと、二度と戻らない現実を認識したところです。見事な往生際の悪さですが、若い頃痩せていた人って、こう考えている人が多いはず。「今は仮の姿なの。本当の私はこんなもんじゃないのよ」でも悲しいかな、27インチを颯爽と履きこなしたモデル体型は永遠に時の彼方です。あ、「昔はモデルさんみたいにスタイル良かったの。」これも歳月が生み出した幻想だったりするけれど…

さて、時を重ねた体型で、もっともげんなりしちゃうのが、パンツスタイルです。スカートやワンピースならふくよかさも魅力だけれど、パンツはいけません。圧倒的に不利です。27インチの小尻には太刀打ちできません。しかーし!昔のグラマー女優達は、大きなお尻で色っぽくパンツスタイルをきめています。諦めるのはまだ早い。大人には大人のシルエットがあるはずです。そこで、今日から自分のためのパンツラボ、始めます。膨大なデータを擁する専門メーカーにはかなわないけれど、究極のカッティングを目指して、パンツ研究の始動です。おー!って、ただ、今年はいろいろなパターンのパンツを作ってみる、ってだけですけど。

227 試作第一号はクロップドパンツです。足長ポイントは膝の位置。最近のパンツは従来のものに比べて膝の位置が高いカッティングになっています。

229 お尻のポケットは高い位置に。お尻があがって見えます。

228 ウエストは深めのヒップハング。バックは高め、フロントは浅く。ウエストがすっきり見えます。

写真が暗くてわかりにくいですね。しかも、うちのトルソーはモデル体型。ちょっとぶかぶかです。

履きやすくて格好の良いパンツ。実は、わたりの幅と股ぐりのカーブに秘密があります。わたりとは、脇を中心にした前後方向の幅のことです。若向きのヒップハングジーンズなどで、ウエストもヒップも大丈夫なのに何故かずり落ちてきちゃうって経験ありませんか?それはたぶん、このわたりが足りていないのです。タイトなシルエットのパンツ、サイズはいいはずなのに股が食い込む。こんな人に言えない体験、ありませんか?これはたぶん股ぐりのカーブが体に合っていないのです。実際に履いて出かけて、検証していこうと思います。一号モデルをたたき台にして、次回のパンツはより格好良く進化しているはず。時間があれば…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)